ブログタイトルについて

今日の日記にゲームの話はありませんのでご了承ください。


「微小粒子状物質」をご存知でしょうか。
今年になってにわかに注目を集めた環境汚染物質である「PM2.5」。
日本語で表記すると「微小粒子状物質」でなんです。
(「PM2.5」の基礎知識は環境省のホームページ参照)

環境関連の仕事をしていたときは環境汚染物質(規制・未規制問わず)の名称を目にする機会が多く、
PM2.5」もその一つでした。
初めて目にしたときは『「微小」を「微笑」って誤記しそうだな』なんて思ってました。
そして、この誤記を何かに使えないものかと考えていました。

最近、ブログでも書いてみるかと思い立ち、
タイトルは「〜の日記」とか「〜のブログ」ではない個性的なものをと考えていました。
あれこれ考えていたときにニュースを見てみると「PM2.5」が世間を賑わしているではありませんか。
『今こそ「微笑粒子状物質」という言葉を使うチャンス!』
話題のタイムリーさとストックしていたアイデアが結びついて本ブログタイトルに至ったわけです。
おかげさまでググるとトップに本ブログが出てきます(当然先に「微小粒子状物質」の検索結果が出るわけですが・・・)。

さて、今やだれもが知っている「PM2.5」ですが、なぜ今さらニュースになるのでしょうか。
PM2.5の大気環境濃度は10年前より現在のほうが低いです(環境省HPPM2.5質量濃度の推移(平成13〜22年度)参照)。
中国からの汚染物質の移流も今に始まった問題ではありません。

思うに国や地方公共団体がそれなりにPM2.5を監視できるようになったからでしょう。
PM2.5は平成21年9月に環境基準が設定されましたが、その時点で環境監視地点はほとんどありませんでした。
環境省の報道発表によると平成22年度末現在の測定局数は73局とのこと。
都道府県あたり1箇所か2箇所といったレベルです。
素人目にもきっちり監視できているか疑わしく思える程度です。
現在では500局以上とのことなので、環境基準が設定されてからやっと監視体制を整えていることになります。
それでも都道府県あたり10箇所程度でまだまだ足りません。

PM2.5が問題であるという世論がある程度できあがったので、役所の環境担当部局は監視体制強化のための予算獲得にがんばってもらいたいものです。